美術室倉庫~歴代TOP絵コレクション
・下に行くほど古くなっていきます。
・一部の絵は画質のリマスターを行い綺麗にして、立体感等を付与。
・タイトルをクリックorタップすると原寸大サイズで見れます。
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美術室倉庫-睦乃守工房
思いを馳せながら(刀剣乱舞)
(2018/07/02~2018/12/31)
【制作:朱里すみは/画像補正:笹原真央】
(コメント)刀剣乱舞より、加州清光&大和守安定。
修行の旅に出た安定の帰りを待つ清光。
写真の整理していて、ふと思うのは大切な仲間達と友であり、パートナーとも云える安定のこと。
机に置かれた写真には、彼が旅立った後で新しく加わった刀剣男士と、本丸で共に苦楽を分かち合った皆の姿。「安定がさ、居ない間に話したい事増えたよ。――あいつ今どこで何してるのかな…?」
そう思いを馳せながら、それらを見返す清光には自然と笑みが溢れていた。
…と、絵からシーンを起こすとこんな感じ?タイトルもそれに因んだものにしてみました。 こちらはpixiv&Pawoo等にて公開されているものと基本的に同じものです。感想くれたりなんかすると嬉しいです♪
水月桜華~出陣!
(2018/02/17~2018/07/01)
【制作:朱里すみは/画像補正:笹原真央】
睦乃守工房TOP絵、20代目。刀剣乱舞より、山姥切国広。
「期待してくれるなら…それに応えれるよう努力する」決意を胸に刀を翳す。主の命で、隊長の任を任された山姥切は仲間と共に出陣してゆく。 本丸の庭園の溜池の水面に映る桜は彼等を見送るが如く可憐に絢爛に舞っていた――
…みたいなシーンをついつい想像してしまいますね。
こちらはpixiv&Pawoo等にて公開されているものと基本的に同じものです。pixiv&Pawooの方等で感想くれたりなんかすると嬉しいです
雅に舞え!新年晴れ姿~本丸での正月風景
(2018/01/01~2018/01/17)
【制作:朱里すみは/SS制作&画像補正・リマスター:笹原真央】
お年賀2018。刀剣乱舞より、乱藤四郎。
新年の、お披露目会と称して何やら乱藤四郎が皆を呼んだようです。 果たして何が始まるというのやら…。その詳細は、下記の謹賀新年特別SSにて!
※こちらはpixiv&Pawoo等にて公開されているものと基本的に同じものです。
(謹賀新年特別SS)
これはお正月の…とある本丸の新年の風景の一部を切り取ったもの。「――完璧♪」
元日の巳の半刻頃、本丸の大広間横にある部屋の片隅で姿見の鏡を見て乱藤四郎は一人相槌を打つ。
「まったく…皆をここに集めて何をするつもりんだ?」
「えっと…何でも今日は新年のお披露目をするって朝から張り切ってましたよ?」
「まさか、舞でも見せてくれるとか?」
「刀剣男子たるものとして…ここはやはり剣舞ではないか?」
「新年の酒盛りの余興だ…是非とも楽しまさせてもらいたいものだな」
「うわぁ…もう酔っぱらいがいる――酒臭い…あっち行けよ」
「……あれだけあった御節のお重がもう底をついてる――」
「新年と言ったら隠し芸大会が定番!腹踊りとか見せてくれるとか?」
「誰得なんだ…その芸!」
「まあなんちゅーか…面白いことには違いないぜよ」
「…にしても遅っせなぁ。一体何してるんだよ」
「…まだ待って5分くらいしか経ってないよ?」
「こういう待つ時間って何か少し楽しい気がしますね」
「この天津甘栗美味いな…もっとないの?」
「まあまあ。果報は寝て待てというし、焦ることもあるまい…よきかなよきかな――」
大広間に呼び出されていた他の刀剣男子達は思い思いに勝手な想像や行動をしながら、自分等を集めた乱藤四郎を今か今かと待っていた。 そして、しばらくした後にそれは訪れた。
「お待たせ~新年のお披露目をするよー」
大広間横の部屋へ繋がる襖の奥から声がした。それと同時に皆の注目は閉まった襖へと集まる。 一体何が始まるのか…ある者はわくわくしながら、ある者は真剣な眼差しで、またある者は何処からともなくカメラを出しスタンバイして… 更にある者は、マイペースに炬燵にあたりながらお茶をすすり、蜜柑やお菓子等を食べて。
――その最中、ついに襖が左右へ勢い良く開かれる。
「見てみて~可愛いでしょ☆」
大広間へと現れた乱藤四郎は、しなやかにくるりと一回りしながら言った。皆は一瞬戸惑う。 何故ならば、彼の姿があまりにも予想外であったからだ。
「……って、おいぃぃぃ―――」
――そう、彼…乱藤四郎は女の子の晴れ着のお披露目会をしたのだ。ピンク色の下地に花柄の着物、髪には可愛いリボンまで付けて。 まさしく其の姿は乙女の…女子力が出てるような気がするくらいに。
――その後、乱藤四郎が賛否両論言われ放題だったのは言うまでも無い。しかし、彼は心の底から満足していた。 何でも言ってくれる仲間が…かけがえのないものが確かにそこにあったのだから。そうして、本丸は自然と笑顔で満ち溢れる空間へとなっていた――
(おまけのエピローグ)
元日の夜も更け、皆が新年会に疲れ寝静まった頃…とある部屋に動く影があった。それは少し薄暗い明かりの中で数枚の写真を見る。
「乱……可愛いなぁ」
「…っ誰だ!?」
「ふーん。可愛い…ねぇ。それ、この爪より可愛いと思うの?」
2つの声が小さく交差する。そして、幾度かの会話と相槌を互いに打つ。
「…そうなんだ。ブ・ラ・コン☆」
そう言い残し、とある刀剣男子は自分の部屋へと戻っていった。 そして、部屋に残された彼は何が何やらさっぱりだった。ブラコンって何?美味しいの?みたいな。
――どうやら、新年早々ながら今日も本丸は平和のようです。
終劇